名物に旨いものあり しょっつる(秋田)
 れぽーと

 しょっつる(塩魚汁)は、秋田県人でも食べたことがあるかどうか分からない程の貴重な存在である。どうやって食べるかといえば、しょっつる鍋が代表。「しょっつる」といえば八森、八森といえば、秋田音頭の冒頭が頭に浮かぶ。「秋田名物、八森、ハタハタ〜、男鹿でオガブリコ〜♪」

 「しょっつる」は、魚に塩をいれて漬け込み、十分に発酵させ、2〜3年経って骨が溶けて形がなくなった後、火を通して保存したものらしい。石川県能登のイシリ(イシル)、ベトナムのニョクマム、タイのナンプラーなどと同じ魚醤なのである。



 男鹿半島の旅館で、しょっつる鍋を頼んでみると、中身は、子持ちハタハタ、白菜、ネギ、しらたき、豆腐、えのき、春菊であった。半生が嫌だったので、ちゃんと火を通すと、ハタハタの卵(ブリコ)が硬くなってしまい、卵の殻だけをプチプチと食べている感じになってしまった。卵の旨みが汁に出てしまったせいか、卵はあまり旨いようには思えない。

 スープは透明で、味は寄せ鍋に似ている(しょっつるはダシなので、それもそのはず)。ハタハタは、(分かりやすく簡単に言うと、)カレイに似た味に思える。秋田県人に言わせると、「(カレイなんかに似ていない)これがハタハタの味。卵のプチプチも良い。ハタハタ自体を食べるなら焼き魚が旨い。」という。

メモ)
 テレビで地元のかたが、しょっつる鍋を食べているのを拝見。ハタハタの卵(ブリコ)を食べているのを見ると、紫色の卵で糸を引いているではないか。なぬ、そんなに火を通さないうちに食べるんだなぁ。
  しょっつる(Y) しょっつる(R)

しょっつる鍋
 しょっつる鍋
しょっつる しょっつる原材料:コウナゴやアジやイワシなど(ハタハタ100%の物もあるらしい)、塩
 実際にしょっつる(瓶)自体を買ってみると、醤油を薄めたような茶色の液体で、「30-40倍に薄めて使用」と書いてありました。匂いを嗅いでみると、二度と嗅ぎたくないような匂いでした。まぁ、ダシと考えればよいのかも知れませんね。
 その後、我が家では、こつこつと使用し、現在2本目(また買った)に突入中。

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