錦秋湖で国道107号線とわかれ、県道1号線(*1)を30km程も北上すると、四方を奥羽山脈に囲まれた盆地、沢内銀河高原に到着致しました。地図で見ると大変な山奥なのですが、来てみると何だか欧州的なイメージで、ファンタジーの世界へ迷い込んだ自分がいるのです。
この沢内銀河高原ホテルは、大きなビール工場に隣接する、ちょっとセンスの良いホテルで、温泉街にある観光ホテルなどとは一味違う施設で、ビール工場の雰囲気がそのまま引き継がれた、ドイツの質実剛健な風合いが感じられる、そんな空気がありました。
2010.12(宿泊)
さてと、お風呂の方は、まあ普通の内湯と露天風呂と、これまた普通の単純温泉というところでして、無色透明で無臭、そして(なぜか分析表とは違う)中性の肌触りのお湯です。
夕方の空を見上げながら露天風呂に一人浸かっておりますと、地上が暗くなって行くと共に、次第に空が白み始め、真っ黒な木の枝々が暗黒の地上から触手を伸ばし、やがてその空も薄黒く染められて行くのでした。山眠る初冬の静かな露天風呂、マンザラでもありません。
泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉
源泉:沢内銀河高原温泉(かたくりの湯) 44.7℃ pH9.2 ラドン 1.84Ci, 硫酸 190 (平成19年分析)
「あわびステーキ&生ビール3種飲み比べのコース」
安いコースを頼んだせいか、部屋は中庭に向いていたようで眺めなどはよくありません。でも部屋は広く、おシャレな長椅子も気分良く、一風変った高い天井が開放感を演出していました。
食事はどれもおいしく、メインのアワビステーキを食べてみると、それは(私の記憶からは)つぶ貝に一番似ているように思いました。それと、3種類の生ビールが流石の逸品で、今までに飲んだことのないテイストのものや、生きたビール酵母が入ったものまであり、ビール好きじゃなくとも楽しめる、ビール工場の宿なのであります。
普段は「宿泊代+飲み物代」になるのですが、今回はセットだったので追加料金が無く、得した気分。ここは意外に穴場で、◎の宿なんじゃないでしょうか。
*1:県道1号線は、岩手と秋田で共に1号線と名づけた両県にまたがる道路で、主要地方道・盛岡横手線なのです。 |
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