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仙台港付近は、商業都市仙台の中では一風変った様相を呈する場所で、工業都市のように煙突からモクモク煙を吐く大工場はありませんが、整理された碁盤の目状の広い道路が工場や倉庫群を隔て、けだるく静かに、不思議な町の表情を見せているのです。
その独特な雰囲気の工場群を分け入ると、入り江になった仙台港に面してフェリーターミナルがあり、私達の日常からかけ離れた、とてつもない大きさの真っ白なフェリーが停泊しているのでありました。
フェリーターミナルの敷地に入り、ちょっと見学でもしようかと思ったのですが、一般客の駐車場を探しながら迷っているうちに、後から大きなトラックにせき立てられ、逃げるようにターミナルを出たのでした。
フェリー埠頭を出て、隣の雷神埠頭(入り江の奥側)に向ってみると、駄々広い敷地にチラホラと一般車が止まっていて、みなさんが思い思いの場所で釣りを楽しんでいます。
その先、入り江の最奥に見えるのが仙台港中央公園でありまして、ピラミッド型の人工の小高い丘がシンボルです。その下、海沿いの岸壁が木道の広いデッキになっていて、たくさんの市民が海釣り公園のように釣りを楽しんでおります。こちらは家族連れが多く、釣ろうというよりも、遊ぼうという雰囲気。晴天の春の日、ほんわか気分で、人々がとっても幸せそうに見えました。
ピラミッド風の丘に登ってみると、遠くから見た時とは違ってかなり大きく、清々しい海風が気持ちよく通り過ぎて行きます。弁当などを持参して、芝生で食べている家族もおり、釣り好きでなくとも楽しめる、憩いの場所なのであります。町側の景色はあまりよくありませんが、いちおう、「夢メッセ」や「三井アウトレットパーク」の観覧車なども見えていました。
2009.04 |