遠刈田温泉の町の中、幹線道路沿い(三治郎から下りてきた所)に建っている大忠にやって来ました。なんといってもここはリンゴ風呂が有名で、毎年冬になると、このお風呂を目当てにお客さんが訪れるのです。私もリンゴ風呂を目当てにやって来たのですが、玄関前の張り紙を見て「あっ」と立ちすくんでしまいました。どうも、りんご風呂は女湯だけのようなのです。でも、私の家族が女湯に入れる人間なので、突撃することに致しました。
2002.11
館内に入ってみると、とても綺麗で清潔感のある旅館なのです。廊下が畳敷きになっているのが珍しいですね。受付に誰もいないのでカウンターにあった鐘を鳴らしてみると、若旦那さんらしき方が出て来て受付してくれました。
廊下の奥に進み、男湯の暖簾(のれん)をくぐると、3人のお客さんが入浴中です。木をふんだんに使った浴室は、とても落ち着けますね。お湯は遠刈田温泉の共同源泉で、少し茶色に濁ったスベスベするお湯で、匂いはありません。少量ではありますが、源泉がそのまま掛け流されているようです。源泉が熱いので少量投入となっているのだと思いますが、加水して湯量豊富が良いのか、湯量少なく源泉そのままが良いのか、評価が分かれるところですね。
洗い場に炭のシャンプーというのがあり、何かと思い手に出してみたところ、真っ黒な液体なのです。「おう!?」っと半信半疑で、少し白髪の増えてきた頭にゴシゴシやってみると、次第に真っ白な泡と化して行くのでした。肩を落とし、一人苦笑する姿が、なんとも悲しゅうございます。
女湯のりんご風呂は60個ぐらいのリンゴが浮かべてあり、入れてから時間がたったせいかあまり匂わず、みなさんリンゴを鼻の近くにもって行き首をかしげていた、と私の家族が申しておりました。それでも、子供たちは大はしゃぎで、リンゴをおもちゃにして遊んでいたそうです。
あっ、そうそう、宿泊の場合は夜と朝に男女のお風呂の入れ替えがあり、男性もリンゴ風呂に入れるそうですね。
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性中性高温泉
源泉:遠刈田7号泉 65.7℃ pH7.0 |
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