北上市の西の奥羽山脈の山中にある、本当の秘湯、夏油温泉(げとうおんせん)にやって参りました。近年では近くに夏油高原スキー場ができたので、スキー場までは比較的立派な道路ができています。しかし、スキー場を過ぎると、崖沿いを走る数キロの細い道となっていて、とても怖い道のりなのです。冬は豪雪で行くことができず、夏だけ利用するという意味で夏の名前がついたそうですよ。
夏油温泉は数件の温泉宿からなる温泉街で、その中でも代表的な元湯夏油にやって来ますと、旅館やら湯治棟やら沢山の建物が連なっていて、元湯夏油だけで一つの温泉街を形成しているように思えました。建物の軒下にはツバメの巣がたくさんあり、春から初夏にかけてはツバメの天国になっているのでしょう。
2003.10(宿泊)
‥ちょっとクドイかも知れませんが、また温泉のことを書いておきます。
建物群を通り過ぎ、崖下へ長い階段を下りて行きますと、名物の渓谷沿い露天風呂があります。露天風呂は2つのグループに分かれていて、上流にあるグループには、3つのお風呂がありました。
その一つがよくテレビなどで紹介されるもので、露天風呂の中でも一番大きい大湯です。岩からお湯が流れ出ている温泉で、湯温も高く、かすかに温泉の匂いのする、無色透明のサッパリしたお湯です。
ここの露天風呂はどれも、眼下に川が流れているので、川の音と、渓谷の風景を楽し見ながら浸かれる温泉です。お風呂の底は岩そのもので、枠はコンクリートで固めてありました。
疝気の湯は囲いも何もなく最もオープンはお風呂です。歩いてきた人におもいっきり見られ、しかもその人達の足元に湯船があるという寸法なのでございます。ちょっと一人では心細い温泉なのです。 |
@大湯
A滝の湯(女性用) B疝気の湯 |

D女(目)の湯 C真湯
F小天狗の湯(内湯) E白猿の湯(内湯)
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下流のグループには2つのお風呂があり、唯一、川向こうにある女(目)の湯は、少し透明感があるような感じで少しぬるいお湯でした。真湯は少し白い湯ノ花が舞っていて、大湯と同じ感じのお湯です。
ここの露天風呂では、服をカバンに入れ(または置いたまま)、裸のままタオルを巻いて全ての露天風呂をハシゴすることができるようです。実際にそうしているツワモノがおりました。
内湯の小天狗の湯は、少し石油系の匂いがする白い湯の花が舞うお湯で、湯温も高く少しスベスベし、温泉に入った気分になるお湯でございました。あと、白猿の湯はさっぱりした感じのお湯でした。
お風呂が沢山あり、頑張ってアチコチ入ったので夕食後いつの間にか眠ってしまいました。ここは2日ぐらいないと、ゆっくり楽しめないかも知れません。 |
(宿泊なので‥)
夕食は山の料理といえるものだと思います。印象に残るものとしては、細いタケノコを焼いた料理があり、これが香ばしくてジューシーで、タケノコの味が凝縮されている、そんな料理でございました。朝食は和食系のバイキングとなっています。夕食、朝食共にまあまあ美味しくいただけました。 |

源泉)
@BCナトリウム・カルシウム・塩化物−硫酸塩泉 低張性弱中性高温泉 56.6-59.8℃ pH6.5-6.6
A含硫黄・ナトリウム・カルシウム・塩化物泉 低張性弱中性高温泉 源泉:滝の湯 54.8℃
D含二酸化炭素・カルシウム-塩化物泉 低張性弱中性高温泉 源泉:女(目)の湯 43.0℃
Eナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉 低張性弱中性高温泉 源泉:白猿の湯 67.6℃ pH7.1 ラドン 11.82Ci ナトリウム 199, カルシウム 502, 塩素 161, 硫酸 1329, 炭酸水素
170, メタケイ酸 125
Fナトリウム・カルシウム・塩化物泉 低張性弱中性高温泉 源泉:小天狗の湯 63.0℃ pH6.6 ラドンCi 3.46 ナトリウム 689, カリウム 114, カルシウム 380, 塩素 1469,
硫酸 421, 炭酸水素 342, メタケイ酸 162, 遊離二酸化炭素 228
<時間>宿泊客の露天風呂入浴は日の出-20:30、内湯24H。その他、時間帯により男女入替え。 |
備考)
東京商工リサーチによると、東北の全て(温泉に限らず)の企業の中で、最も古いのは夏油温泉で、次がホテル佐勘だそうです。以下に温泉に関連する企業を抜粋し、創業開始年順に書いておきます。2009.10
1134年 夏油温泉
1185年 ホテル佐勘(秋保温泉)
1312年 中屋旅館(白布温泉)
1312年 東屋(白布温泉)
1615年 須川高原温泉(一関)
1615年 ホテル大観(つなぎ温泉) |
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