釜房ダムに沿ってその北側の小道をしばらく上流に進むと、金山温泉の小さな看板を見つけました。案内に従い細い砂利道をしばらく突進すると、一軒宿の支倉旅館に突き当たるのです。建物だけ見ると本当に営業しているのか、心配になるほどのたたずまいですが、先客か宿泊客の車があったので営業しているのが分かりました。
駐車場に着くとワンちゃんが(吠えません、黙って)出迎えてくれました。私の方を物欲しげに見ていましたが、カメラを向けると雄雄しいポーズをとってくれたのです。
帰りにダム下流の山中を通ると、なんと、カモシカが道を横切って行くではありませんか。「熊に注意」の標識は見たのですが、カモシカに出会うとは思いませんでした。カモシカは驚くでもなく、悠々と去って行くんですわ。
2002.07
浴室に入ると2人のオジサンが入浴中でした。そこには浴槽が2つあり、手前の1つは小さいですが温かいお湯で、源泉を加熱したものらしく、もう1つの浴槽は少し大きめで、ちょっとぬるく、源泉そのままのようです。
私が立ち止まり、趣きのある湯船を暫く眺めていると、かっぷくの良い方のオジサンが、「こっちが熱くて、そっちがぬるいよ」と言いながら、どうも熱い方を勧めてくれるのです。私は事前に知っていたのですが「あ、そうなんですか」とうなずいて、(オジサンに反する)ぬるい源泉の方に浸かってしまいました。
いやもう、頭の中でもう既に決まっていた、ぬるい方に浸かってしまったようなんですよね。‥いや、ちょっと失敗、気まずいですな、こりゃ。オジサンは、しばらくして、女湯の方に声をかけて出て行きました。(浴室の上部は女湯との仕切りが無く素通しなのです。)
お湯は無色透明で少し温泉の香りがし、豊富に掛け流がされています。浸かっていると、なんと、体中の体毛と肌に気泡が付き、体毛が白髪のように見えてくるのです。その肌をこするとツルツルとし、手と肌の間に気泡が入り摩擦をなくしているようなのです。これはすごいです。これが有名な金山温泉かと感激しました。
ぬるいお湯なのに長く浸かっていても寒くは感じません。ずっと入っていたくなりましたが、外来入浴は1時間までなので、程ほどに切り上げました。
洗い場には水道の蛇口が一個あるだけで、温水の蛇口はありません。お湯は浴槽から汲んで使う方式のようです。
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性温泉
源泉:亀の湯 35.2℃ pH8.0 ナトリウム 591, カルシウム 248, 塩素 1126, 硫酸 425, メタホウ酸 107 |
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