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川渡温泉共同浴場


川渡温泉共同浴場

川渡温泉共同浴場 - 施設の外観川渡温泉共同浴場 - 脱衣所 〒989-6711 宮城県大崎市鳴子温泉字川渡25-59 TEL.0229-83-3441(観光案内所)

入浴 200円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケン無し
、トイレも無し

 5月、川渡温泉へ。そこは鳴子温泉郷の入り口にありながら、幹線道路から少し離れていることもあって、温泉に興味のない一般の人にはあまり知られていない、ひなびた温泉街なのです。今日は、そんな川渡温泉の町の中にひっそりと建つ共同浴場「川渡温泉共同浴場」にやって来ました。

 最初に場所を確認してから行かないと、看板も無いし、その前を通り過ぎても分からないほど、おとなしくあるのです。そんな感じなので駐車場もありません。近所の人に訪ねてみると「車は近くの公民館あたりに止めると良いよ」と教えてくださいました(*1)。

*1) 最近では川沿いに公園みたいなトイレ付駐車場ができているみたいです。2021.01
 浴場は地域の人は無料で、外来者は200円を脱衣所の箱に放り込んで入るシステム。実行してみると、木の箱なのでコトコトンといい音がします。おつりは出ないので200円を用意して行きましょう。

 見れば、脱衣所のガラス戸から浴室が見え、そこにはちょっと大き目の浴槽が1つあり、かたわらから勢いよくお湯が注がれ、掛け流しになっているのが分かります。喜び勇んで服を脱ぎ浴室へ突進し、ワクワクしながら片足を突っ込んでみると、ウオー! これがすごく熱いのです。しかも、見回せど水をうめる手段がどこにもありません。それは注ぎ口で加水して温度調整しているようですが、蛇口をひねる金具が、なぜか付いてないのです。更に「温度は変えないように」と、わざわざ注意書きまでしてあるのです。

 観念し、我慢してお湯に浸かってみたら、これが足元から熱い湯が情け容赦無く攻撃してきまして。で、1分ぐらいでとても太刀打ちできなくなり、すぐ上がってしまいました。ご一緒したオジサンも顔をしかめながらの入浴で、その方が言うには「熱いから良い。熱くて入れなければ、かけ湯をすればよい」のだそうです。

 なるほど、そういうものかなーと納得したフリをしていましたが、内心は納得できず‥。ゴールデンウィークの時は(深い意味は無いかも知れませんが)もっと熱かったと‥。

 お湯は濁りのある濃い緑色で、硫黄臭のする、とても気持ちの良いお湯。その他の特徴を楽しむ余裕は、全くありませんで‥。今回は1分を2回の修行で終わりましたが、また来るつもりです。

泉質:含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉:川渡支所前源泉 54.0℃ pH7.2

ナトリウム 195, 硫化水素 2.0, チオ硫酸 4.7, 炭酸水素 598, メタケイ酸 190, 遊離硫化水素 1.4

川渡温泉共同浴場 - 内湯川渡温泉共同浴場 - 内湯の注ぎ口
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