鳴子温泉を通り過ぎて山形側に入ると、国道から小国川を隔てて瀬見温泉街がありました。温泉街に入って行くと、突然ひなびた大きな建物の、喜至楼(きしろう)が現れます。広い敷地に大きな建物がデンデンデンと建っていて、(たぶん)敷地内に神社と飲泉所もあるのです。喜至楼の駐車場は、少し離れた高台の上にありました。
2003.05.03
写真は、玄関脇の障子、玄関正面の大時計、男湯・脱衣所の細工、の順です。
はじめに別館の方に行くと女将さん(?)が、「日帰り入浴は本館の方になっています。」と神妙に言うので、坂道を下って本館に向かいました。玄関に入ると「あれ、また会いましたねー」と、さっきの女将さんが笑顔で出迎えるのです。顔を引きつらせながら「ど、どうも・・・」と答えるのが精一杯でございました。ひょうきんな女将さんのようです。
玄関に見渡すとビックリです。レトロというか、重要文化財というか、タイムスリップというか、昔の良い感じの空間になっているんです。聞くと、この玄関は明治元年に造られたものらしいです。
外側も凄いですけれど、中も、置物も凄いです。明治や大正の時代って、なんとスケールがデカイというか、贅沢というか、ここに来ると少し、その時代を味わえるかも知れません。
脱衣所の熊と金太郎の細工は、お風呂によって違うらしいのですが、他のお風呂に入れなかったので、これしか撮れませんでした。非常に悲しいです。
ここは建物だけでも一見の価値があると思います。今まで行った旅館の中で一番凄いと思いました。いつまでも残って欲しい、そんな旅館です。 |
|

|
写真は、男性・内湯、混浴・ローマ風呂、混浴・岩風呂の順です。
日帰り用浴場はこの3つで、下2つは熱くて入れませんでした。(混浴は午後3時以降は女性時間になるようです。)
男性・内湯は灰緑色に濁ったお湯で、塩の匂いがし、肌触りがツルンツルンとします。アルカリ系のスベスベとは違い、鉱物系のスベスベ感なのです。勿論掛け流しのお湯です。
浴槽の縁は角が無く丸くなっているので、枕にするといい感じなんです。足を反対側の縁に上げると寝湯状態に早変わり。とても気持ちの良いお湯で満足でき、しばらく楽しみました。こんな良いところなのに(しかもGW)、誰もいないのがとても不思議です。
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉
源泉:喜至楼 69.5℃ pH7.8
p.s.
ここは大変素晴らしいと思います。全国区で有名になってもおかしくない、そんな旅館なんです。だた惜しいのは、古い造りのせいか、カランが無く、シャワー(無くても良いか)もないのです。水周りを整備すれば、超人気旅館になれる素材はあると思うんだけどなー。あぁ〜、わてに売ってくれー(金はない!) |
|