花巻南温泉郷の奥にある鉛温泉・藤三旅館(ふじさんりょかん)は、湯治部屋がなんと100室、旅館部も40室もある大きな旅館です。レトロ感バツグンの古き良き時代のデッカイ建物は、昭和16年建築のケヤキ造りの3階建ての構造で、内も外も人も、物凄くひなびていました。これぞ現代に残された昭和のパラダイスではないでしょうか。
旅館は幹線道路から少し下った所にあり、その駐車場の入り口はとても狭いものです。運転に自身の無い人は、(旅館の方に下りて行かないで)幹線道路脇の駐車場に止めるとよいでしょう。
2003.04
名物の混浴岩風呂(水深125cm)は、浴室自体が高い吹き抜けとなっていて、その底に脱衣所、洗い場、湯船がある構造になっていました。湯船の底からお湯が湧いているそうで、日本一深い岩風呂とのうたい文句です。‥深さだけなら秋の宮温泉郷の「鷹の湯」も130cmあるのを思い出しました。
吹き抜けの上部の窓の外が廊下になっている構造なので、その廊下から窓を開けてのぞいてみると、お爺ちゃんとお婆ちゃんがご世間話に夢中になっているところでした。かなり魅力的なお風呂ですが、私のようなよそ者が入って行く雰囲気ではなかったので、入るのをやめてしまいました(本当は混浴が怖いのかも‥)。ちなみに、夜の1時間半ほど、女性専用時間になるようです。
仕方ないので、もう一つの日帰り用内湯に入ることにしました。そこは湯治棟の奥の売店の先にあります。こちらは殺風景で、ちょっと味気ない内湯なのです。お湯は無色透明無臭の単純泉で、弱アルカリ性の少しスベスベする肌触りのお湯でした。浴室の窓の外には川が流れ、景色は良い感じです。
他にもお風呂があるようですが、日帰りではここまでなのです。宿泊してゆっくりしてみないと、このパラダイスの良さは分からないかも知れません。
泉質:単純温泉 低張性弱アルカリ性高温泉
源泉:鉛温泉(下の湯) 50.2℃ pH8.4 |
混浴岩風呂
内湯
|
|