ファミリー自炊岡崎荘は、鳴子温泉街の真ん中の役場のそばに、ひっそりと存在する湯治専門宿です。営業時間の長さと料金の安さからして、日帰り温泉として繁盛しても良いのではないかと思うのですが、なんといってもそこは鳴子、周りに強敵がひしめいていて、なかなか思うようにさせてくれない、そんな風に勝手な思いを巡らせてしまう岡崎荘なのです。
入るときは分からなかったのですが、帰るときに玄関脇に2頭のワンちゃんが出てきて、(たぶん)「また来てね〜」としきりに吠えてくれました。でも、周りの静かな雰囲気を壊してしまい、コソコソと逃げるようにして立ち去ったのです。
2002.12
ひっそりとした館内に入り、入浴をお願いすると、なんと浴室は二階の奥にあるのです。この小さな宿の装いからして、二階にあるのがとても不思議な感じがします。ここはちょっとした高台にあり、そのまた二階の浴室ということで、温泉もさることながら鳴子の景色も眺めることができ、なんだか得した感じの二階浴場でございました。
お風呂に浸かろうとすると、これが熱くてたまりません。そばにあった湯かき棒でかき混ぜると、底から白い湯の花が舞い上がってきたりして、いちおう攪拌(かくはん)はするのですが、お湯はなかなか冷めてくれないのです。そろりそろりと少しずつ体を沈めると、何とか浸かることが出来ました。
お湯は、無色透明で少し硫黄臭のする、さっぱりした気持ちの良い掛け流しの温泉です。どちらかというと早稲田桟敷湯に似ているお湯だと思います。
帰りに廊下を歩いていると、客室のドアが開いていたのでのぞいてみると、小さなキッチンと冷蔵庫が付いていて、昔のアパート的雰囲気なのです。へぇー、こんな部屋で自炊するんですねー。
泉質:含硫黄・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 低張性中性高温泉 源泉:町有源泉下地獄混合泉 76.0℃ pH6.0 |
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