松川温泉から人気(ひとけ)の全く無い樹海ラインを上ると、八幡平の山頂付近を走るアスピーテラインと交わる少し手前に、この藤七温泉がポツンとありました。辺りは山、山、山の(道路が無ければ)秘境中の秘境で、唯一ここだけが砂漠のオアシスのような人間が集まる休息地になっているのです。
右写真の建物の手前に小さく人影が写っていますが、そこが混浴露天風呂。左写真は樹海ラインから見える見事なコンストラストの岩手山です。
2002.10
中に入ると左に男女別の内湯と露天風呂、右に行くと別棟に男性大浴場と(前述の)混浴露天風呂がありました。今回は左の男女別・内湯&露天風呂に入ることに致します。
浴室に入ると真ん中に細長い内湯があり、窓の外に眩(まばゆ)いばかりの露天風呂が見えていました。早速、目に前の内湯に浸かってみると、それはふんだんに注がれる白く濁ったお湯で、ちょっとヌルッとする肌触りがあり、白いツブツブの湯ノ花が舞う硫黄泉です。うーん、加水があるのか硫黄の強さはあまり感じられず、排水部が一箇所の穴だけなので滞留するお湯が多く、流れが無いのが残念です。
「あ〜、う〜」と発しながら入浴していたお爺ちゃんの話では、「今日のお湯は白い湯で、時には黒いこともある」そうです。北上市から月に一度来ているそうで、「あ〜、いい湯だ」としきりにおっしゃっておりました。
次に外の露天風呂に出てみると、そこからの景色が絶景なんです。写真のおじさんの向こうに、かすかに見えているのが岩手山です。そこの壁の裏側が女湯で、パンフレットなどで紹介されている気持ち良さそうなお風呂が、そこなんですよね。露天風呂の方は、波打つ位ドバドバとお湯が注がれ、何もかも、言うこと無しの最高の温泉です。
‥この露天風呂は駐車場から丸見えなんですが、壁を造ると景色が損なわれるし、仕方ないのです。どうしても見たければ見てください、この球体美を(お腹)!。
泉質:単純硫黄泉 低張性酸性高温泉
源泉:藤七温泉(第3号泉) 90.0℃ pH2.8 tsubutsubu(加水は多いでしょう) |
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ここは何しろ山の中なので、ここの売店と食堂は旅人(登山者)にとって、貴重な存在なんです。入浴後、お腹が空いたので食堂で(数多いメニューから迷いに迷いながら)「たぬきそば」を頂きました。やはり山荘の料理なので、とても質素です。メニューの少なさも仕方ありません。
ここから樹海ラインを少し登ったアスピーテラインとの合流地点には、レストハウスがあり、そこから山頂に歩いて行けたりするのですが、アスピーテラインの方は渋滞が激しく身動きがとれない状態で、「ガッチャンコ!」と車同士が連結する音が聞こえてくる気がしました。‥山の道路は一本道、もうどうすることも出来ないのです。
松川温泉から上の樹海ラインは、地図で見ると細い道になっていましたが、今は結構広い(センターラインありの)立派な道路になっています。 |
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