8月、栗駒山のふもと、荒砥沢(あらとざわ)ダムのすぐ下にある日帰り温泉「山武温泉さくらの湯」にやって来ました。ここはまさに山奥の奥という感じのところで、施設へ向かう道中は、本当にこんな奥に温泉ができたの~?
と心配になるくらいなんです。
して、道の所々にノボリが立ってはいるのですが、私のように道に迷って(あらぬ方向から)来た者には、施設の方角がノボリでは分からず、ただ何となくダムの方向に走ってきたら、偶然にたどり着いたのです。
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受付を済ませ、浴場へ。と、そこには白髪で長い髪の仙人みたいなお爺ちゃんが一人、入浴しておられました。「こんにちは~」と挨拶すると世間話が始まり、そのうちに偶然にも道案内の件で意気投合し「なぜ道路に案内看板が無いんだ!」と二人で盛り上がり、頭から湯気を出しながら入浴したのでございます(笑)。
さて、お湯はツルツルする肌触りの茶色に濁ったもので、辺りは真新しい湯船の木の香りが強く、お湯の匂いが分からないくらい。お風呂は少ない湯量ながらも掛け流しになっていて、結構良いお湯だと思いました。湯上り後、タオルの匂いを嗅いでみると、鉄の匂いも無くさっぱりしていたので、たぶん匂いの無いお湯なんじゃないかな~と。
んー、こんなに濁ったお湯なのに、単純泉だというのだから驚き。あ、そうそう、女将さんが「温泉は掘ってから3年経たないと落ち着かない」とおっしゃっておりまして‥。まあ、他のお客さんに話していたのを(こっそり)盗み聞きしただけなんですけどね~。
今日は最近になく暑い日だったせいか、湯上り後は玉のような汗が体中から噴き出してきて大変で‥。あと、帰り道に久しぶりにヘビに出会うと、いつものように驚き、また勝手に縁起が良いと勘違いしながら、気分良く帰ったのですわな~。
泉質:単純温泉 低張性弱アルカリ性温泉 源泉:山武温泉 53.6℃ pH8.1 |
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