飯豊連峰の山中に小ぢんまりとした人里があり、その奥にこの泡の湯温泉・三好荘がありました。当日は少し霧がかかり、遠くの山々が水墨画のようにぼんやりと霞(かす)み、宿の脇を流れる小川の水車がまた、良い感じの演出になっているのです。
2004.06
宿には、ヒノキの大浴場と源泉湯の浴場があり、まずはと強烈そうな源泉湯の方行ってみますと、ちょうど掃除をしているところで、見ると腰の曲がったお婆ちゃんが一生懸命、床を拭いているのです。まあ、手伝う訳にもいかず、終わるのを待ってから入浴致しました。
脱衣後、浴室に入り湯舟を見てビックリ。小さめの湯舟に笹色に濁ったお湯が掛け流されていて、その表面に油膜がニョロニョロと漂っているのです。ウワァ〜。入ってみると鉄の匂いがし、肌をこするとスベスベします。注ぎ口付近にしばらくいると、体の表面に泡が付いて来て、それが炭酸水素の小さな泡と違い大きい泡なのです。どうも、お湯の投入口を水面下(湯舟の中)に設け、二酸化炭素が飛ばないようにしているようです。(‥オーバーフローする出口が小さいのが、ちょっと気になるところ。)
私が体に付いた泡をしげしげと見ていると、後から来たお客さんが「ほら、手をドボンとすると、すごい泡が出るんだよ」と教えてくれました。やってみると、なるほど大きな泡が底からドボドボンと湧きあがってくるのです。こんな温泉、見たことありません。すんごいです。
しかし、表面の油膜と、お湯の色と、浴場の雰囲気をみたら、一般人は逃げ出すに違いありません。‥でも、もう一つのヒノキの大浴場の方は、無色透明のキレイなお湯のようでございました。
泉質:含鉄U・カルシウム・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 低張性中性温泉
源泉:三好荘源泉 40.1℃ pH6.5 ナトリウム 2971, カリウム 292, マグネシウム 103, カルシウム 871, 鉄(U)
21.1, 塩素 4323, 硫酸 1925, 炭酸水素 2079, メタケイ酸 109, 遊離二酸化炭素 1116 (こんな分析表がこの世にあったんですねー) |
ヒノキの大浴場
源泉湯
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