肘折温泉の中心部に主のように建つ、肘折センター共用の公衆浴場です。日曜午後の温泉街のメイン通りを、下駄をカランコロンと鳴らしながら歩いて行くと、とても清清(すがすが)しい気持になり、「あ〜、湯治場に来たんだな〜」と俗世から解き放たれた気分になるのです。更に良いことに、夕方なので人もまばらです。
(今夜泊まる)宿を出る前、玄関で下駄を履こうとすると、泊っている宿のものではない、別の旅館の下駄ばかりがあるのです。訳が分からなくなって混乱しながら、とりあえず、目の前にあった下駄を履いて行ったのです。後で聞くと、どうも共同浴場で皆さん取り違えて帰ってくるのだそうです。まあ大体、団体客だと泊まった宿の名前すら知らない人だっていますからね。私は律儀にも、今日履いて行った下駄をちゃんと履いて帰ってきましたよ。
2005.09
浴場受付で、(今日宿泊の)旅館からもらった無料入浴券を渡して入って行くと、そこには大きな浴槽があり、その縁に石造りのおじぞうさんが立っていました。誰もいなければ拝むところですが、入れ替わり立ち代りお客さんが入ってくるので、恥ずかしくて拝むことができません。
床も湯舟も(たぶん)御影石で、湯舟の底の青色の石がとてもきれいなのです。お湯は、無色透明無臭のきれいでさっぱりしたものです。肌触りは中性のお湯と同じで、特徴はありません。もちろん掛け流しのお湯で、熱いお湯とぬるいお湯が2本注がれていました。
一緒に入ったオジサンが(聞きもしないのに)教えてくれたのですが、夜終了後にお湯を抜いて毎日掃除し、ためるのに朝までかかるそうです。言われてみると、かなり古い浴場ですが、意外と湯船もきれいになっていて、とても気持ち良いです。
私って、それほど好奇心旺盛な目で辺りを見渡しているのでしょうか。いつも聞きもしないのに、向こうから勝手に色々教えてくれるんです。それはそれで便利なんですが、ちょっと複雑な気分・・・。
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉
源泉:上の湯1号源泉 50.0℃ pH6.4
ナトリウム 642, 塩素 688, 硫酸 144, 炭酸水素 702, メタケイ酸 160, 二酸化炭素 468 |
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道路)
肘折温泉には3本の道があり、よせばいいのに今回は、寒河江から国道458号を通ってやって来ました。途中、葉山(1462m)と月山(1984m)の間を抜ける道は、断崖絶壁を通した細い道で、しかも二十数キロに渡る長い道なのです。砂利道ありのくねくね、すれ違い困難の道で、ほとほとイヤになりました。
前回は、肘折から最上川沿いの戸沢にぬける道も走りましたが、そちらも、もうイヤです。賢明なみなさんは、新庄-大蔵から、素直にやって来てくださいね。 |
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