花巻の北西部に豊沢湖というダムがあり、そのダムの下流域・豊沢川沿いに点在する温泉群が花巻温泉郷と呼ばれます。今日はその一つ、大沢温泉にやって参りました。
花巻市街から程近い山中に入った所に、(同じ経営の)3つの温泉施設があり、総じて大沢温泉と名付けられています。幹線道路わきの駐車場から少し下って行くと、正面に今日のお目当ての自炊部の建物があり、右手に近代的な建物の山水閣が見えてきます。古き良き佇まいの自炊部の建物は入り組んでいて、更に奥の方に増築されたように連なっています。そしてまた、その裏には川を隔てた、もう一つのレトロな茅葺の建物(菊水館)があり、前出の山水閣を含め、3つとも廊下でつながっているのでした。
2005.12
7ヶ所ある浴場の内、4ヶ所が日帰り入浴でき、とりあえず有名な自炊部の混浴大露天風呂に向かいました。
そこは川沿いに造られた、かなり大きなお風呂で、岩で囲ってコンクリートで固めた造りの露天風呂です。対岸にはモロ見えの菊水館があり、そちらに渡る橋なども、お風呂の目の前を通る地形になっているのです。当然、菊水館からも橋からも丸見えなんですが、何かそんなことは気にならない開放感があるのでございました。
大きくてカギ型の深めの露天風呂には、無色透明で灰色のカス状の湯ノ花が大量に舞う、湯量豊富で匂いのないお湯がとうとうと注がれ、掛け流されていました。肌触りがヌルヌルするアルカリ性のお湯で、とても気持ち良く入れました。さすが天下の名湯の混浴、(中年の)女性の方も堂々と入っておられました。皆のもの、ひかえ〜。
自炊部の木造の建物は、床も障子も天井も、良い感じに鄙びていて、一度泊ってみたいと思わせる佇まいです。あっちこっちのお風呂を覗いたりしてみましたが、どれもなかなか良い感じです。食事処もあるので、自炊部に宿泊しても、食事の心配は無いようです。
ここの良さは、立ち寄り入浴では分らない、奥深いものがあるように思います。ひなびた山奥の温泉というイメージなんですが、かなりのお客さんが訪れ、賑わっておりました。
泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉
源泉:大沢の湯 51.3℃ pH9.2 ナトリウム 181, 硫酸 204, ラドン 2.05Ci |
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