秋田市から男鹿半島の海沿いを(車で)走ると、小さな漁港が点在する、のどかな風景の海岸線が続き、しばらく行くと鵜ノ崎海岸を望む高台に、この「お宿楽一」がありました。宿から見える鵜ノ崎海岸は、薄い膜を張ったような遠浅の海岸が続き、えっと思わせる、本当に珍しい景色でございました。この宿は以前、「かんぽの宿」だったのですが、今は民営になっているようです。
夕方、湯上りにビールで喉をうるおし、窓を開け、波の音を聞きながら海岸を眺めていると、本当に癒される瞬間でございます。
(話は変わりますが)それらをポケ〜ッと見ていると、どうも人影に見えるものがあるのです。よく見るとやっぱり人間でございまして、遠浅の海岸の先の浅瀬の切れ目、波が激しくあたる岩場で、何か作業をしているようなのです。今は夕方、波を何度もかぶりながら、その人間は何かをがんばっているのです。ふと見ると、別の場所にもう一人いて、(私は)夕方の海の景色を楽しみながらも少し心配したりして、「いい加減にしてもう帰れ!」などと、勝手に独り言を呟きながら見ていたのでございます。(写真は朝のもので、朝も人が歩いておりました)
2006.10(宿泊)
宿についてすぐ浴場に行ってみますと、既に4、5人のお客さんが入浴しており、入り口側から薬湯、超音波風呂があり、その奥の大きな湯船が硫黄泉のお風呂になっていました。
最初から硫黄泉と分かって来てみたのですが、(硫黄の気が生えた位だろうと思っていたので)本物の硫黄泉に意表を衝かれ、驚いてしまいました。しかも掛け流しになっており、色も緑色なのです(女湯は透明)。匂いもちゃんと硫黄の匂いがし、微妙に違うのですが、川渡温泉のように少し石油系の匂いも混ざった感じです。こんな所に、こんな温泉が出るなんて、信じられません。かなり良い湯です。
しかし、残念なことにオーバーフローさせる所が(浄化のためか)小さな筒になっているもので、お湯の流れが悪く、少し汚れた感じになっています。ちゃんと湯船の縁からオーバーフローさせれば、最高のお風呂になると思うのですが‥。
1番安いプランの宿泊を選んだのですが、夕食はかなり多くの料理が運ばれ、また美味しくて満足致しました。レストランでの食事は、お膳と違って、出来立てを運んでくれるので、なかなか良いものですね。また広いレストランは、隣との間もゆったりで、ご機嫌でございました。
翌朝、また海を眺めていると、どこからともなくキツネがやって来たのです。最初、猫かなーと思ったのですが、正真正銘のキツネだったのです。キツネはゆったりと散歩するように、餌を探しているようでした。
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(硫化水素型) 等張性高温泉
源泉:鵜ノ崎温泉(浴用混合泉温泉) 49.4℃ pH- ナトリウム 2646 , カルシウム 935 , 塩素イオン 5839 , 炭酸水素
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