県道282号・寒河江街道を行くと、南寒河江駅のすぐ東側にある温泉旅館、高嶋屋にたどり着きました。辺りは住宅街と商店が混在する、ゴチャゴチャした雰囲気の所です。寒河江温泉街から少し離れた所で、ありゃ〜と、ちょっぴり不安になりながら突撃してみたのです。
それが、玄関から呼びかけてみても、なかなか出て来ないのです。お昼前なので、食事の準備をしているところなんでしょうか。やっと出て来た女将さんは、あまり入浴客が来ないせいなのか、見知らぬ人が来たせいなのか、ちょっとあわてたそぶりで「えっ」という感じでしたが、なんだかそのうち落ち着き、入浴をOKしてくれました。
2006.09
玄関脇の浴場に案内されると、先にある女湯の方には数人の先客スリッパがあり、(意外で)ちょびっと驚きです。どうも、近所のお婆ちゃん達が入浴しているようです。
男性浴場には誰もおらず、小さな浴槽に無色透明のお湯が張られていて、お湯はご覧の通りオーバーフローはしていません、ガックシ。お湯に浸かってみると、匂いも無い、中性の肌触りのお湯です。まあでも、夏の入浴は気持ちの良いものです。が、しかし、風呂から上がってからの脱衣所が暑くて暑くて地獄でございました。更に、鏡に映った自分の(暑そうな)しかめっ面を見て、ますます嫌になってしまいました。
女湯に入ったマネージャーの話では、かなりの年老いたお婆ちゃん達が、おにぎりを持参しつつ温泉に来ていたそうなのです。
なんと、そのお婆ちゃんの一人が突然「背中を流してやる」と言い寄り、遠慮して断ると、周りにいたお婆ちゃん達までもが「いいがら、流してもらえ〜」とおっしゃるのだそうです。しかも、そのお婆ちゃんは、(失礼ながら)かなりのヨボヨボのお婆ちゃんでして、何かして貰うのではなく、何かしてあげたくなる程、とても老いていたそうなのです。「なんで、こうなるのよぉ〜」と心の中で泣き叫びながら、お婆ちゃんに背中を流してもらうと、とても気持ち良かったそうです。
お婆ちゃんは「どっから来たのっしゃ〜?」と何度も繰り返し尋ねながら、見た目とは違って、意外に力強くこすってくれたそうです。今度、どなたかここに行きましたなら、お婆ちゃんの背中を流してあげて貰えませんか。お願い致します。
泉質:単純温泉 低張性中性冷鉱泉
源泉:湯本源泉 17.4℃ pH6.6 炭酸水素 436 , 遊離二酸化炭素 221 微量の塩素臭あり |
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