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朝日連峰から月山かけて幾重にも連なった山々がそびえ立ち、その山腹を縫うように走る国道112号線を行くと、どこまで行っても山ばかりです。山ばかりで嫌になったというのではなく、何か心惹かれる山々なのです。やっと下りになった月山麓の大きなカーブの角に、峠の茶屋にみえる「田麦荘&ななかまど亭」がありました。
外観は風雪に耐えたせいで少しくたびれてりますが、中は広く、古いですが、小上がりのゆったり広い座敷席が多数あり、和風レストランの雰囲気になっていました。広い窓から月山に続く山々をゆっくり眺めると、「冬山を眺めるのも良いものだなー」と、心穏やかにさせてくれるのです。一年に一度はこの風景を見たい、そんな気にさせる絶景でございます。
メニューから何となく、石臼挽き手打ちの「げそ天もり」を頼むと、程なく出てきました。そばは、ちょっと色の付いた細いそばで、そば殻の点々もついています。蕎麦だけを食べてみると、蕎麦の香りのする、細いながら腰の強い蕎麦です。カツオだしの効いた濃いつゆにつけて食べてみると、これがうまいのです。甘みがあるというか、何とも言えないこの絶妙なバランスが最高です。
どうしてか薬味のネギも旨いのです(ネギは季節により味が違うかも)。久しぶりにおいしいそばを食べました。2枚ぐらい食べたいくらいですね。げそ天の方は少し少なめの量ですが、これもうまいですね。まあ、ちょっと油が多い分、これぐらいの量で調度良いと思います。お茶は、そば茶でございました。
やっぱ、蕎麦の極意は水なんじゃないかなー。
2007.11 |